9月度 国際美容医療研究会セミナー印象記

国際美容医療研究会 会長 當山 護

9月8日(日)TKP東京駅前カンファレンスセンターに定刻前来て頂いたDr Joan Vandeputteと古山登隆先生、打ち合せの前に古山先生は眠そうな顔をしておりました。

眠そうな顔の理由を彼は自分から白状しました。

「実はmid nightで2020年オリンピックがどこに決まるかテレビに見入っておりました。オリンピックが東京に決まり、昨夜は眠れない夜だったのです」

告白を聞いたDr Vandeputte 「Congratulation on your success !」

打ち合せはおかげで盛り上がりました。

■ヒアルロン酸アドバンドコース

1) Dr Vandeputte:ベルギーのQudenaarde general Hospitalの形成外科医です。

Volumizing thearapyと題して以下の図の様な場面へのヒアルロン酸

特にエセリスベーシック、フォトレイス、モデリスシャープなどの注入方法を述べられました。

私が興味深かったのはTemporal areaへの鋭針をもちいての注入法、デコボコにならないコツやElectronic injection Systemでの針の注入の方が従来の注射器より容易であると述べられました。

又、ゴルゴライン注入時、入れ過ぎると笑う時に表情がおかしくなるので入れ過ぎに注意する事などの指摘(Puffy look)浅く入れると「いも畑結果」になってしまうと云うリスクの話など参考になりました。

(いも畑の型はヒアルロン酸が均一に入らない状態を表しておかしいと云う意味)

2) 古山登隆先生

美しく老化を目指す?

顔面組織の委縮・下垂・拘縮は顔面の不均衡拡大unbalanceを生み出すので顔面のVolumizingはそれ等を是正していく効果が高いと講演しました。

特に額と頬のOgee Lineに気を付けるべきであるが、西洋人とは違う日本人(東洋人)のやり方があるとも強調されており、額(Sliding zone)の解剖、側頭筋部と前頭筋の境目に対する注入法、ゴルゴラインへの注入層とヒアルロン酸の量などを詳しく述べられ、モニターの方への実演と移りました。

注入も細やかな気配りの中でやられ、質疑応答にもニコヤカに対応されていたのが印象的でした。

お二人の講師の先生方ご苦労様でした。

日曜日にお集まり下さった先生方、参考になられましたでしょうか?

実際にやってみてなお、お分かりにならない点がありましたらご遠慮なく事務局までご一報下さい。


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